長時間座って腰痛になるケース

 運転、会議、講義、作業などで長い時間座っていると腰痛になるケースがあります。坐っているときは、立って歩いているときより負担が分散されにくく、腰に負担が集中すると腰痛を起こしやすくなります。

 

 車でも椅子でも、座るときに共通するポイントは「背もたれに隙間をつくらない」ことです。車を運転するとき、背もたれにピッタリ背中をつけることなく、足を前に投げ出すような崩れた坐り方をしている人がほとんどです。この姿勢では足の支えがなくなってしまいます。その分、上半身の重さが腰に集中してしまうわけです。坐るときは、お尻の後ろに隙間ができないように深く座るのが正しい座り方です。

 

 机がある場合は、机に覆いかぶさるように前屈みになっていると腰痛を起こしやすくなります。また椅子の高さを調節し、足の裏がしっかり床に着くようにすると、体重が足のほうにも分散されるので腰への負担を軽くすることができます。

 

 姿勢良く座るとかえって疲れるような感じがすることがあると思いますが、それはそれだけ腰以外を使って体重を支えているからです。

 

 正しい姿勢を保つにはある程度体幹がしっかりしていなければいけません。体感を鍛えるつもりで、正しい座り方にチャレンジしてみましょう!